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My Sports Life! ~にいがたのスポーツ人が熱く語る~

思いは1つ。女子野球の発展

途切れることのなかった思いが、形になった。「この連盟を新潟の野球界の刺激になる存在にしていきたいです」。昨年12月15日に発足した新潟県女子野球連盟。会長に就任した頓所さんは、今後の活動の意欲を言葉にした。連盟にはBBガールズ普及委員会、NLライズ、中越フェニックス、県央BLジャイアンツ、ヒロインズの軟式5団体と、硬式の開志学園女子硬式野球部が加盟した。

各団体がこれまで独自の活動をしてきた。1つ屋根の下に入ることでメリットは多い。それぞれが大会を主催していたため、試合運営は慢性的に人手不足だった。今後はサポートしあうことである程度解消される。活動、大会告知を連盟が行うことで、規模の大きなPRができる。新潟のすべての野球団体が加盟する「新潟県野球協議会」にも加わる。大会への審判派遣の要請など、競技そのものへの好影響も大きい。

「活動は別々でも、新潟の女子野球を盛り上げたいという気持ちはどの団体も同じだった。一緒に行動することで、プラス面が多い」。頓所さんは数年前から行動をともにしたいという気持ちを抱いていた。個別に各団体の責任者、野球関係者と話し合いを重ねる中で、1つになれることを確信した。今年は8月にハードオフエコスタジアムで連盟立ち上げの記念イベントを予定している。合同での野球教室、後援会開催など可能性は広がる。「今までどの団体も本当に頑張って来ました。これからは『女子野球を盛んにしたいね』とみんなで言える。そんな組織がほしかった」。連盟は意思を統一、確認する場にもなる。

作り上げた環境と「女子野球」という言葉

県女子野球の開拓者的存在だ。2008年に小学生の女子野球普及を目的に「BBガールズ普及委員会」を立ち上げた。それまで新潟に女子野球という言葉は皆無に等しかった。それが昨年「第21回学童女子選抜大会」で優勝するなど、実績を残すまでになった。

男子主体の少年野球チームに所属している女子選手、野球をしたくてもその環境が身近にない小学生女子を集め、年に数回合同練習をし、大会に出場してきた。「男子の中では、どうしても遠慮したり、なじめない子がいます。やりたいのにあきらめなければならないのは残念」。そんな思いで野球に携わってきた。

これからは、そのパワーを県全体の女子野球発展に注ぐ。「今までBBガールズ普及委員会でやってきたことは、連盟がやろうとしていることにもつながると思います」。現在、加盟6団体に登録している選手数は約200人。小学生から50歳代まで幅広い。「今までそれぞれの団体がやってきた活動を発展させることが第一歩。それをお互いが支え合えば、各世代で選手人口が増えます」。連係し、継続させることで、全体の発展がある。